自分らしさとは

自己分析を極めたら、最短で自己実現できた(後編)

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前編を未読の方は、こちらをお読みください。

自己分析を極めたら、最短で自己実現できた(前編)

就活に全敗、自己実現の道を探す

大学生だった当時、就活という枠組みのなかで何とか内定を掴もうと、
診断結果をもとにESを書き、面接での答えを考え、数十社の選考に臨みました。
しかし、面接で漏れてしまったのです。
「これじゃない感」「無理してる感」。
 
やがて、わたしは就活を全敗しました。
「わずかに見えた自分らしさを、どこの会社も、世間も受け入れてくれないのではないか?」という気持ちでいっぱいになり、人生のどん底に落ちた気分でいました。
いま考えても、当時の辛さを超える経験はありません。
 
私は自己分析をしすぎてしまったんだ、と思いました。
「この理想を全て叶える会社など、もはや存在しないのでは?」と気づいてしまったのです。
 
もう、私は会社で生き抜くのは合わないんだ。
もう、立派な社会人にはなれないんだ。
 
なら、ずっとやりたかったこと、好き勝手やって、暴れてやる!
 
ここからの人生を「オマケ人生」と呼んでやる!
(by映画「ヒミズ」)
 
そう決めた大学4年生の春、大学で学んだまちづくりの知識を活かして、
地方創生にまつわる活動や、ソーシャルビジネスを始めました。
 
いわゆる大学生らしい生活を脱し、大手企業や地場企業への就職を諦め、
常にアッパーな社会人と過ごす、マイノリティな存在になっていました。
地元の新聞の一面を飾ったり、憧れていた仕事ができたりしました。
 
それは、あの時就活に成功していたら、同じことを経験するのに10年以上かかっていたかもしれません。
 

枯渇する自分、肥大化する劣等感

 
生まれ育った家庭は教師一家で、私は自ずと「いい子」「立派な人」を目指してきました。
「相手の正解は何か?」「どうしたら相手が喜ぶのか?」ばかりを気にする性格が功をなしたのか、
「どうすれば地域のためになるか?」を考えるのが得意になっていました。
 
「地域のために」「相手のために」頑張って、相手が笑顔になって、手がけた活動の知名度が上がっていく。
それに反比例するように、お金が懐に入らない不満、休みが減っていく疲弊、どこか自分が枯渇していく感覚がありました。
 
本当は自分って何をしたかったんだっけ。
そもそも、地域活動、好きなんだっけ?
やるべきことを優先したり、自己分析の結果分かったコンプレックスを、苦しみながら武器として使っていたのではないか。
 
そう気づいた私は、仕事を辞め、まっさらな状態でもう一度、自分に向き合いました。
これまでの職歴、価値観、好きなこと、自分の癖や傾向…
これらを、あらゆるツールを使って把握し、愛し、わくわくすることを探し、実行する。
すると、日々の暮らしに満足感や達成感が増し、自分はこれで十分!と思えようになったのです。
 

愛せる自分を発見するきっかけに

 
自分の価値観が見え、愛らしい自分に気づいた、自己分析のツールやメソッドについて、
使い方やジャンル、効果を少しずつご紹介していきます。
 
あなたが周りに流されず、常識に無理に合わせようとせず、
自分を愛せるような選択をできる。自分を愛せるキャリアを築く。
 
そんなお手伝いができれば幸いです。
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